戻る
◆第1回桜文大賞
●桜文・優秀賞(中学生以下の部)
・ けんかしたお兄ちゃんへ/渡辺 善幸 福島県・富岡第一中学校

  僕の心には、あの時お兄ちゃんとけんかして桜の木にはげまされた時の思い出がしっかりと心の中に残っている。
  あの朝、僕とお兄ちゃん小さなことで大げんかしたことおぼえているかな。その後、僕はすぐに学校へいったんだよ。学校へ行く途中、僕は、一本の満開の桜の木を見つけたんだよ。その桜の木は、みんなではげましあいながら生きているように見えたんだ。そんな時、ぼくの手に一枚の桜の花びらが舞い落ちてきて、
  「兄弟なかよく、はげましあいながら生きていきなよ。」 と言っているように感じたんだ。僕が謝る気になったのはこの桜の木のおかげさ。
  あの時、謝らなかったらぼくは一日じゅういやな気持ちで過ごさなければならなかったかもしれない。でも、謝れたことでとてもすがすがしい気持ちで一日を過ごせたよ。


・ 桜の想い出/廣木美由貴 滋賀県・比叡山中学校

  おじいちゃん、天国の生活はいかがですか。私は、ただ今青春をエンジョイしています。と、言いたい所だけど、中学三年の受験生で勉強と部活に忙しい毎日です。でも、大人になったらそれが青春になると母が言ってました。ところで、天国には年中美しい花が咲いていると思うけど、私の通っている中学の正門前にもりっぱな桜並木があって、四月になるととてもきれいです。延暦寺や日吉大社へお参りに行く人達も、しばし足をとめて見上げています。
  そこで、おじいちゃんにお願いがあります。来年の四月になったら、桜の花になって私に会いに来て下さい。その時は私も高校生になっています。真新しい制服に一番に落ちてきた花びらをおじいちゃんだと思います。では、約束を忘れないで下さい。来年の四月、桜並木の下で待っています。

戻る